主要なポイントは、Rust が JSON 形式 / ファイルをどのように処理するかについて説明します。
私の要件は次のとおりです:
- リモートアドレスから JSON ファイルをダウンロードしてローカルに保存する
- この JSON ファイルを読み取る
- この JSON ファイルの内容を検索して一致するものを見つける
- 検索結果を返す
この記事では、主に 2 番目のステップに焦点を当てます。
まず、次のように JSON 形式を解析する必要があります:
{
"0100000011D90000": {
"bannerUrl": "https://img.../37fdb...f83a.jpg",
"category": [
"Adventure",
"RPG"
],
"description": "Welcome to the Sinnoh region! ",
"developer": null,
"id": "0100000011D90000",
"isDemo": false,
"language": "en",
"name": "Pok\u00e9mon\u2122 Brilliant Diamond",
"nsuId": 70010000039950,
"numberOfPlayers": 1,
"publisher": "Nintendo",
"rank": 30712,
"ratingContent": [
"Mild Cartoon Violence",
"Users Interact",
"In-Game Purchases"
],
"size": 7334789120,
"version": 0
},
...
}
この処理には、serdeとserde_jsonという 2 つのライブラリが必要です。
まず、Cargo.toml
の dependencies にそれぞれ以下を追加します。
[dependencies]
serde = { version = "1.0", features = ["derive"] }
serde_json = "1.0"
データモデルの作成 - struct#
Rust がデータ構造を認識できるようにするために、まずstruct Game
のデータモデルを作成して、JSON のレスポンスを模倣します。
Rust では、struct
を使用してデータモデルを記述します。ここでは、serde の Serialize / Deserialize(シリアライズとデシリアライズを許可する)を派生させるために、ヘッダーでuse serde::{ Deserialize, Serialize }
を使用する必要があります。
以下のコードを使用します:
#[derive(Debug, Serialize, Deserialize)]
#[serde(rename_all = "camelCase")]
struct Game {
pub banner_url: Option<JsonValue>,
pub category: Option<Vec<JsonValue>>,
pub description: Option<JsonValue>,
pub developer: Option<JsonValue>,
pub id: Option<JsonValue>,
pub is_demo: Option<JsonValue>,
pub language: Option<JsonValue>,
pub name: Option<JsonValue>,
pub nsu_id: Option<usize>,
pub number_of_players: Option<usize>,
pub publisher: Option<JsonValue>,
pub rank: Option<JsonValue>,
pub rating_content: Option<Vec<JsonValue>>,
pub size: Option<JsonValue>,
pub version: Option<JsonValue>,
}
PS: Game 構造体内の元の JSON banner_url の命名規則には微妙な違いがあります。前者はキャメルケース(Camel-Case)で、後者はスネークケース(snake_case)です。Rust はデフォルトでスネークケース(snake_case)の命名を好むため、#[serde(rename_all = "camelCase")]
を派生させる必要があります。これは、構造体の命名の特徴を記述し、camelCase のすべての内容を蛇形ケースに再命名するためです。
ファイルの読み取り#
以下は、記事の読み取りの簡単な例です。
use std::fs::File;
fn main() {
// demo.jsonファイルを読み取り、ファイルサイズを出力する
let demo_file_path = Path::new("appdata/demo.json");
let file = File::open(demo_file_path)?;
// ファイルのメタデータを取得する
let metadata = file.metadata()?;
println!("The File Size is: {:?} Bytes", metadata.len());
}
ファイルを読み取るには、std::fs::File
モジュールを使用し、ファイルパスを渡して Open メソッドを使用します。
データの解析#
let content: HashMap<String, Game> = match serde_json::from_reader(&file) {
Ok(content) => {
println!("file loaed success");
content
},
Err(e) => {
println!("file loaed error: {}", e);
Err(e)?
}
};
ここでは、serde_json の from_reader メソッドを使用してファイルデータを読み取り、それを Game 構造体の形式に解析しています。JSON の構造にエラーがある場合、プログラムは終了し、エラーが発生します。
ちなみに、HashMap の値を読み取る場合は、get メソッドを使用できます。例えば:
println!("{:?}", content.unwrap().get("0100000000010000").unwrap().name);
お読みいただきありがとうございます。
この記事のソースコードはこちらで確認できます。
--EOF--